「なんとなく不調」が続いていませんか?
疲れが抜けない、お腹の調子が安定しない、夕方になるとぐったりする。病院で検査をしても「異常なし」と言われたけれど、すっきりしない。そんなふうに感じている方は、実は少なくありません。
仕事に家事にと頑張る毎日では、食事がどうしても後回しになりがちです。今回は東洋医学の「五味(ごみ)」という考え方を手がかりに、食事から体をいたわるヒントをお伝えします。
なぜ食事で「なんとなく不調」が起こるの?
東洋医学の視点
東洋医学では、食べ物の味を「酸(すっぱい)・苦(にがい)・甘(あまい)・辛(からい)・鹹(しおからい)」の5つに分け、これを五味と呼びます。それぞれの味は、体の各部の働きと深くつながると考えられています。
- 酸味:イライラや緊張をゆるめる、「肝(かん)」=気の巡りを整える働き
- 苦味:体にこもった熱をさます、「心(しん)」=心と血のめぐりの働き
- 甘味:消化吸収をコントロールする、「脾(ひ)」=お腹の働き
- 辛味:呼吸や皮膚をととのえる、「肺(はい)」の働き
- 鹹味(塩味):体の土台となる元気を蓄える、「腎(じん)」=成長や老化にかかわる働き
大切なのは、どれか1つの味に偏らないことです。たとえば甘いものや冷たいものが続くと、お腹の働きが弱り、だるさや胃もたれにつながりやすいと考えられています。
現代医学の視点
現代医学から見ても、食事の偏りは体調に影響します。甘いものの摂りすぎによる血糖値の急な上下は、眠気やだるさ、イライラのもとになります。塩分の摂りすぎはむくみや血圧に関わり、食物繊維や発酵食品の不足は腸内環境の乱れにつながります。腸は自律神経とも関係が深いため、食事の乱れが気分や睡眠に影響することもあります。
今日からできる食養生とセルフケア
1. 「5つの味」を1日のどこかに取り入れる
完璧を目指す必要はありません。おかずに酢の物(酸)、ゴーヤや緑茶(苦)、かぼちゃやお米(甘)、生姜やネギ(辛)、味噌汁や海藻(鹹)を少しずつ足すくらいで十分です。
2. 温かい食事と「腹八分目」を意識する
冷たい飲み物や食べすぎは、お腹の働きに負担をかけます。朝は白湯や味噌汁など、温かいものから始めてみてください。
3. お腹を元気にするツボ「足三里(あしさんり)」
膝のお皿の外側の下から、指4本分ほど下にあるくぼみです。息を吐きながら、気持ちいい強さで5秒ほど押して離す。これを数回くり返します。胃腸の疲れが気になるときの定番のツボです。

4. お腹を温める(中脘)
みぞおちとおへそを結んだ真ん中あたり「中脘(ちゅうかん)」に、手やカイロをあてて温めるのもおすすめです。

5. ゆっくりよく噛む
食べ方も養生のひとつです。ひと口ごとによく噛むと、消化を助け、自律神経も落ち着きやすくなります。
まとめ
食べ物は、毎日の体をつくる大切な土台です。「今日は何が食べたいかな?」と自分の体の声に耳を傾けることが、養生の第一歩になります。まずは1日1つ、今日の食卓に足せそうな味を選んでみてください。
セルフケアを続けても不調が続くときや、不安があるときは、ひとりで抱え込まず、医療機関や専門家にご相談ください。
あなたの体は、日々頑張っているあなた自身を支える大切な土台です。肩こり・腰痛・冷えなど「なんとなく不調」でお悩みの方、東洋医学・鍼灸に興味がある方。気軽に枚方市・牧野にある「かばやま鍼灸院・整骨院」にご相談ください。
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