はじめに
「最近、母の足腰がめっきり弱ってきて、病院に連れて行くのも一苦労…」
「本人は痛みを我慢しているけれど、通院させるのは正直しんどい…」
ご両親の介護をされている方なら、一度はそんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。
車いすや寝たきりの状態になると、ちょっとした外出も家族総出の一大イベントになってしまいますよね。「本当は専門的なケアを受けさせてあげたいのに、通院自体が壁になっている」——そんなジレンマを抱える方に知っていただきたいのが、訪問鍼灸(ほうもんしんきゅう)という選択肢です。
今日は、鍼灸師の視点から、訪問鍼灸について分かりやすくお話しします。
訪問鍼灸とは?
訪問鍼灸とは、国家資格を持った鍼灸師がご自宅や施設まで伺い、鍼灸の施術や体の機能を保つためのリハビリを行うサービスのことです。
「鍼灸」と聞くと、腰痛や肩こりのイメージが強いかもしれませんが、実際にはもっと幅広い体の不調に対応できます。たとえば、
- 血の巡りをよくする(体の隅々まで栄養や酸素を届きやすくする)
- 痛みをやわらげる
- 筋力の低下を防ぐ(使わないことで筋肉がやせ細るのを防ぐ)
- 関節の動きを保つ・改善する
といった効果が期待できます。歩くのがつらい方、腰や膝の痛みが続い歩行が困難な方、脳血管障害(脳卒中など)の後のリハビリを続けたい方、寝たきりや車いす生活で外出が難しい方など、「通いたくても通えない」事情を抱えた方のための治療です。
施術は1畳ほどのスペースがあれば可能です。ベッドの上やお布団を敷いたままでも受けていただけますので、体を起こすのがつらい方にも安心です。
健康保険が使える、というのは本当?
「鍼灸=自費で高額」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、条件を満たせば健康保険を使って訪問鍼灸を受けることができます。
そのためには、医師からの「同意書」が必要になります。少し面倒に感じるかもしれませんが、この手続きは、書類の準備や段取りなど、当院が丁寧にサポートいたしますので、ご安心ください。
なお、健康保険が適用されるのは、基本的に「歩行が困難な方」が対象です。1回あたりの自己負担額は、負担割合にもよりますが、おおよそ420円〜1,300円程度が目安とされています。また、介護保険の限度額とは別枠の扱いになるため、介護保険サービスをすでに限度いっぱい使っている方でも、併用しやすいのも嬉しいポイントです。
※元気に歩ける方も、訪問鍼灸をご希望であれば、自費施術での対応は可能です。
ご家族にとってのメリットも
訪問鍼灸のよいところは、ご本人の体だけでなく、支えるご家族の負担も軽くしてくれる点にあります。
- 通院の付き添いや送迎の手間がなくなる
- 専門家が定期的に自宅に来てくれる安心感がある
- ケアマネジャーなど、他の介護関係者と連携しながら進めてもらえる
「自分がもっと頑張らなきゃ」と抱え込みがちなご家族にとって、専門職が定期的に関わることは大きな支えとなり、精神的な負担の軽減になるのではないでしょうか?
まとめ
「通院が難しいから」という理由で、必要なケアをあきらめてしまうのは、とてももったいないことです。訪問鍼灸は、ご本人の体の状態に合わせて、血流改善・痛みの緩和・筋力低下予防・関節の動きの改善などをサポートしてくれる、心強い選択肢のひとつです。
枚方市、牧野にある「かばやま鍼灸院・整骨院」では、「無料施術体験」を実施しています。実際にご自宅で施術を受けたり、お話を聞かせていただくことで、「どのような施術なのか分からない」「健康保険適用になるか分からない」という疑問が解消され、安心感につながるはずです。ご本人にもご家族にも、笑顔が増えるきっかけになれたら幸いです。
健康保険を使える場合も多く、医師の同意書の取得についても当院がサポートいたしますので、まずは「うちの場合はどうなんだろう?」という軽い気持ちでご相談ください。

